理想の角度=切れ味の良い欠けにくい刃
包丁を研ぐ上で、理想的な角度は「15度」や10円玉2枚を重ねた角度などとよく言われています。
実際に理想的な角度、15度で研いだ場合の研ぎ直しをご紹介いたします。
切刃のある包丁の研ぎ直し
切刃とは、しのぎと刃先の間に位置し、少し斜めに削られている部分です。この包丁を理想の角度で研ぐと上の写真のような刃が付きます。(白く輝いてる部分が刃先部分になります)
測ってみると分かるのですが、必ずしも切刃の角度が15度ではないのです。
切刃は、イラストのように、15度よりも鋭角になっています。
その角度で研いでしまうと「切れるが欠けやすい刃」がつくことになり、また、切れ味もすぐに悪くなります。
切刃の角度の刃先断面
15度の刃先断面 「切れ味よく欠けにくい刃」が付きます。また、切れ味の持ちも良いです!
切刃部分は、幾度が研ぎ直しを行う中で厚くなりすぎた時に研げば十分と考えます。
切刃のない包丁の研ぎ直し
切刃のある包丁と比べると、若干、刃先部分が幅広くなりますが、その幅をキープしながら、研ぎ直しされていきます。
研磨リテックの研ぎの特徴
弊社の包丁研ぎは、切先からあごにかけて、この理想的な角度を常に保って研ぎ上げます。
荒砥石で理想的な角度の刃を付け、中砥石、仕上砥石と順にじっくり研ぎ上げるので、滑りが良く、切れ味の良い、欠けにくい刃が付きます。
もちろん刃を付けるにあたり、包丁の形状が正常か否か確認の上、刃を付けております。
(修正が必要な場合、別途、費用を頂く場合がございます。)